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見えないもの

小説を読むとき、その映像を思い浮かべることができるか?

「本読み」という人種は 「Text→Image」Generator(生成回路)を脳内に形成している場合が多い。即ち「最高の美少女」という文字を認識した瞬間に自分にとっての最高の美少女がImagingされる。「正装して踊る1000人のパプアニューギニア・フリ族」と書かれただけで、その知識さえあればゴクラクチョウの羽を飾り、顔面を黄色や赤の染料で化粧したフリ族がクンドゥーのリズムに乗って踊り狂う様が脳内に現れるのだ。

ぼくはあまり本を読むタイプではないと思うけど、下手なAVより下手な官能小説の方がいいというのはこの概念なんだろうと思う。抽象度が高いほど脳内で補完(補間)が効くから。だから小説には下手な挿絵なんかない方がよっぽどいい。こっちの自由にさせてくれよ、と思う。

相手に委ねるか、すべて差し出すか。