ハチミツとクローバー(9)
各所でのレビューを読むと概ね好意的に受け取られてるみたいだけど、これは正直無いと思う。
読み始めたときどこに惹かれたかによって違うのかもわからんけど、このテンションが唐突に来ることに違和感を感じずにはいられない。作品の流れとは別の力が働いて連載を終わらせようとしているのか、といった邪推さえしてしまう。
とここまで書いてamazonを見てみると、作者はここに向かって作品を書いていたことを暗示させる部分が序盤にあるということらしい。だとしたら、この違和感、置いてけぼり感を感じてくれよ、ってことなのかな。
初期の牧歌的な雰囲気のまま何も解決せずに終了、みたいなエンディングを望んでたのに。年をとって大袈裟な感動やカタルシスが受け付け難くなったのかも知れないが。