そもそもなぜ住宅を購入するのか?
元々自分は住宅購入には否定的でした。先行きが見えない時代、35年の住宅ローンを組んでローンを返すために働き続けるのは自分の人生を不自由にするだけではないかと考えていたからです。
ネットでも度々話題に上がる購入vs賃貸論争ですが、僕は本質的には両者の間に大きな差は無いと理解しています。というのは賃貸の家賃には大家が負担する種々のリスクが既に織り込まれており、理屈の上では賃貸の損得と所有することの損得は市場で調整されバランスするようになっていると考えられるからです。
しかし賃貸住宅なら家族構成や勤務場所の変化に応じて自由に住み替えが出来ますから、リスクを最小化する事に重点を置いて考えるとそのときにあった住宅を渡り歩き、年を取ったあと奥さんと2人で住む小さな家を買って住むのがまぁ合理的かと考えていました。
そういうわけで僕は今でも賃貸に住み続けることにもメリットが十分にあるというスタンスなのですが、そんな自分がどうして住宅購入に至ったか?それは、ローンを背負い、人生の自由度をある程度下げてでも今の生活の質を上げたかったからです。同じ賃料または住宅ローンを払うのであれば、リスクを自分で負った方が質の高い家に住めることはある意味当然です。
僕も奥さんも家で過ごすのが好きなインドア派なので、長い時間を過ごすであろう家を質の高いものにすることでQOLを上げることが出来るだろうと考えました。また以下にも書きますが、築古の中古マンションをリノベーションすることで、そこまで財務的な自由度を下げることなく自分の満足できる家を手に入れられそうなことが分かったのも大きな決め手でした。
ということで、先月中旬に中古マンションの購入の契約をしました。
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この辺の基礎的な考え方を学ぶには上記の2冊が定番かと思います。
またよく読ませて頂いているgamellaさんのblogエントリーも非常に参考にさせて頂きました。